日本中はもとより外国人観光客も多く訪れる、あまりにも有名すぎる伏見稲荷大社ですが、裏ルートはまだ多くの人に知られているとは言い難い現状であります。
そんな裏ルートの奥にひっそりとたたずむ清滝社まで行ってみました。
きっかけはTwitterで見かけたこちらのツイート
伏見稲荷(稲荷山)で通常の参拝ルートを外れて行った先にこんな場所が。昼間に行ったのに時折ゾクっとする雰囲気が…。夜でも山頂まで行ける僕も夜にここへ行けと言われると丁重にお断りしたいです(>_<) pic.twitter.com/USj8Qyjm3T
— ちゃちゃ (@chacha_nene_jp) March 12, 2018
ちょっと怖いもの見たさもあり、前から行ってみたかった伏見稲荷でもあり、お山一周もしてみたかったこともあり、伏見稲荷を1日かけて満喫する決心で行ってきました。
清滝社のある場所と行き方
参拝ルートには所々に参拝ルート地図が配置されていましたが、私は荒木神社にあったこの地図が一番わかりやすかったです。
左上に赤丸で示した「清瀧」というところに清滝社があります。(瀧・滝、どちらが正式なんでしょう?)
四辻から御膳谷参拝所までは多くの人が周る通常ルートです。その御膳谷から進行方向を向いて左に降りていく階段があるのでそこをどんどん下っていきます。傍らに小さな川が流れています。
御膳谷参拝所から清滝社への道中は1組だけとすれ違いました。通常ルートと違ってほとんど人通りはありません。
鳥居が見えてきます。
清滝社の入り口です。ご老人が一人いらっしゃいました。私と入れちがいで去っていかれました。
ちなみに、清滝への最短の行き方はこの通りですが、体力の消耗を少しでも防ぎたい方はこの記事の最後「清滝社はどのルートから周るのがおすすめ?」を読んでくださいね。
清滝社の境内
この清滝社にも他の場所同様にお塚群がありました。
清滝社です。清瀧大神と白龍大神が奉られています。右奥には滝行場があります。
清滝社にある清滝勤番所です。以前は神主さんが常駐していらっしゃったみたいですが、2019年の現在は終日閉鎖されています。
私が訪れた時はお昼前の午前中。お天気も良い日だっただけに、全体的に後光が指しているような神々しさがありました。
先のツイート主さんは曇りの昼間でしょうかね・・?雰囲気がだいぶ違うと感じました。
参拝しているのは私一人だけで、静かな滝の音以外は静寂に包まれていて、心が清められるようなすがすがしさを感じましたよ。
イノシシには注意だそうです(*^-^*)
更に奥へ行く道がありましたが、どこに行ってしまうかよくわからないのでやめておきました。
清滝社はどのルートから周るのがおすすめ?
伏見稲荷大社に来たのなら、清滝社だけを目的にしている人は少ないと思います。もちろん、お山一周しますよね・・?
私が伏見稲荷大社の入り口に立ったのは10時前、お山一周してカフェで一休みして出口を出たのが約午後の3時でした。つまり、そこそこじっくり見て満喫するのに5時間かかったわけです。
そんな場合に心配になるのが「体力面」、なるべく体力を温存しつつ参拝したいわけです。
そんな体力の消耗を少しでも防ぐための分岐点が「四辻」にあります。
四辻からお山一周するのに、「左まわり」と「右まわり」にわかれるわけです。
少しでも楽に周るなら「右まわり」を選びましょう!
起伏が少なく、楽に回れます。
ちなみに私は先に書いた通り、清滝社を先に回ることを優先して左回りで周りました。清滝社のあとに薬力社、御劔社を参拝し、いよいよ「一ノ峯(山頂)」へ!と思った瞬間目の前に現れたのがこちら。
おおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ…..
もう息が切れて切れて大変でした。
それに加えて、後からどんどん続いてくる参拝者に申し訳なくて一休みしようにもできないという状態なんですよね・・・
お山右回りで行く場合、四辻から間ノ峯→二ノ峯→一ノ峯→御劔社→薬力社とまわり、薬力社の向かいあたりにある道から清滝へ行くことができます。
そうすると先ほどの石段は上りではなく「下り」で通ることができるんですね。
まわる時刻などもあるとは思いますが、清滝周辺は街灯が少なく日が落ちてからは危険なので、明るいうちに参拝できるようなら、お山一周の後半に「右まわり」で訪れましょう。