群馬県前橋市の赤城神社へ行ってきました。
赤城山の山頂に鎮座する赤い社殿が魅力的な赤城神社の由緒やご利益、可愛い御朱印帳やお守りなどもレポしていきますね。
[say img=”https://smoky.blue/wp-content/uploads/2018/02/cropped-prf-mini.png” name=”みずいろ”]赤城神社は女性の願いをかなえてくれるパワースポット!縁結び、子授け、安産などのお願いがある人には特におすすめ[/say]赤城神社へのアクセス
赤城神社へのアクセスは車が一番便利です。
関越自動車道赤城ICから約60分、沼田ICから約40分、伊勢崎ICより約60分、渋川伊香保ICより約45分など。
どの方面からくるかによって降りるICも違いますが、目的地を合わせるときに気を付けることは、群馬県内はおろか同じ前橋市内にも複数の「赤城神社」があるので、住所をしっかり確認して合わせることです。
車で行けない場合は公共交通機関としてバスがあります。
バスは前橋駅から出ていて、平日は路線バス、休日は直通バスで行くことができます。所要時間は約1時間。1日3往復なので時間には注意です。
[list class=”li-accentbdr strong”]- 大洞赤城神社(だいどうあかぎじんじゃ)
- 〒371-0101 群馬県前橋市富士見町赤城山 4-2
- 電話 027-287-8202 FAX 027-287-8177
- 関越自動車道 赤城ICより約60分、沼田ICより約40分など
- 公共交通機関 前橋駅より平日は路線バス、土日祝日は直通バスで約1時間⇒バス案内
山頂までの道路はカーブがいくつもあるクネクネの山道です。県道4号に関していえば、確か57カーブくらいだったと思います。時速30キロの速度制限がありました。
赤城神社は、山頂にあるカルデラ湖である大沼から半島のように突き出た小鳥ヶ島に鎮座しています。
小鳥ヶ島の先端からかかる、赤い啄木鳥(きつつき)橋の手前に駐車場があり、橋を渡ると境内への入り口です。駐車場は境内裏手にもあり、そちらには公衆トイレがあります。
赤城神社境内へ
私が訪れたのは7月上旬の平日です。夏だけど霧が立ち込めていてとっても涼しい気候。駐車場で車を降りた時から水分を含んだ清涼な空気が心地よかったです。
霧で一瞬のうちに視界が真っ白になる場面もあって幻想的でした。
平日に行ったのでとっても空いていました。参拝の人もまばらで、休日には営業している売店も閉まっていたほど(笑)
この水は「御神水」と呼ばれ、旧社地の林の中から湧き出ている水です。一掬千金(いっきくせんきん)の水とされ、江戸時代には朝廷・幕府に献上されていたのだとか。
「旧社地」というのは、実は現在の場所に赤城神社を遷座したのは1970年のこと。それ以前は大沼の南畔にあったんですね。跡地の社殿はもうないようですが、鳥居などが残ってるようです。
本当に平日は空いていますね(笑)ゆっくり参拝できて良いのですが、拝殿の中でお参りできない・売店が開いていないという側面もあります。
私はすいているほうが好きですけどね。
赤城神社の由緒
上毛三山の雄赤城山は標高1828メートル関東平野北部に君臨する最初の霊峰である。
東西に長く裾を引く気品ある山容は古代神霊の宿る山として崇めらたのも故なしとしない(「それなりの理由がある」という意味)。山頂の大沼小沼は千古の神秘を湛え全山原子の面影をとどめ幾多の信仰と伝説を秘めてきた一方、遠く万葉の歌人に詠まれてから今日まで幾多知名人の文筆と彩管によって天下に紹介されてきた誇り高き山である。
古代の自然神は赤城大明神と沼神の赤沼大神として祀られたと考えられる第十代崇神天皇第一皇子豊城入彦命が、東国経営の大任を帯びて上野国に移られた時すでに山と沼の霊を奉齋したと伝えられ、更に允恭用明両天皇の御宇社殿を創設し平城天皇大同元年(806年)に山頂大洞に神域を定めて遷座奉齋すると伝えられる。
允来朝野の崇敬を受け戦国時代の前橋城主をはじめ、天正十八年の平岩氏慶長六年の酒井氏寛延二年の松平氏とそれぞれ崇敬し、特に後に幕閣の大老職に就いた酒井雅楽頭忠清は寛永十八年三月山火事によって類焼した社殿を新造営し併せて神田を寄進そ松平氏もまた毎年祭粢料を献し奉幣使を派遣するを例とした。
江戸時代に徳川家康公を合祀し大洞の赤城神社として山麓諸村の信仰によって守られ、明治に入り赤城山が観光客を迎えるようになると一層有名になったが社殿が頽廃したため昭和四十年新に神域を小鳥ヶ島に移す議が起こり、昭和四十五年旧社地大沼南畔の大洞より現在地に奉遷したことは碑陰の遷宮の記に記した通りである。
由緒記に記してあるものを文字おこししました。読みやすいよう句読点や注釈をつけてみました(間違っていたらすみません)
赤城神社は西暦806年に大沼の南畔に遷座する前は神庫山(みくらやま:後の地蔵岳。赤城山の中央火口丘)中腹にあったようです。大沼の南畔に遷座した後、赤城山内の豊授神社(小沼畔)、厳島神社(小鳥ヶ島)、高於神神社(黒槍山頂)をはじめとした数社を合祀し、厳島神社跡の小鳥ヶ島に遷座しました。
赤城姫伝説について
赤城姫伝説については赤城神社の公式HPに詳しく書いてありました。が、とっても長いので、赤城山ポータルサイトに簡潔にまとめられていたのを引用しますね。
高野辺大将家成は、都を追われて上毛野国にやってきました。家成には、たいへん美しい二人の姫がおりました。名を赤城姫と淵名姫といい、その美しさと気立ての良さは誰もが憧れるほどでした。都を追われたものの、家成一家は上毛野国で仲睦まじく幸せに暮らしていました。
ところが、姫たちの母は突然の病に倒れ、急逝しまいます。家成は残された子供たちを不憫に思い、側室の柱御前を新しい母親に迎えます。新しい母、柱御前と家成の間にも二人の姫が生まれます。しかし、この二人の姫の容姿と性格は赤城姫、淵名姫たちには到底太刀打ちできるものではありませんでした。柱御前は家成の赤城姫、淵名姫への愛情と、姫たちの美しさに嫉妬し、憎悪の念をたぎらせ、時あらば二人を亡きものにしたいと考えておりました。
そんなある日のこと、都より「家成の罪を許し、上毛野国の国司に任ずる」という報せがまいります。家成は国司任官のため、大勢の従者を連れて都に向かいました。 すると柱御前はこの時とばかり、二人の姫を襲い淵名姫を殺してしまいます。しかし、赤城姫はかろうじて追っ手を振り切り 赤城の山へとたどりつきました。 この報を聞いた家成は、急ぎ上毛野にとって返し、柱御前を捕らえ、姫を求めて赤城山へ出向きました。
大沼の辺りまで来ると、大沼の東岸より一羽の鴨が泳いできます。そして、翼を広げたその背には、赤城姫と淵名姫の姿がありました。 二人の姫は赤城大明神に召されて、赤城の神様になったのです。また二人の姫を乗せた鴨は大沼の東に戻り、小鳥ヶ島になったのだそうです。以来、赤城の神様にお願いした女性の願い事は必ず叶えられ、この神様にお願いすると美人の娘が授かると言われています。(赤城山ポータルサイト「赤城姫の伝説~大沼と小鳥ヶ島~」より引用
赤城大明神に召され、神様となった赤城姫と淵名姫が、女性のお願いを引き受けてくださるのでしょうね。
赤城神社の御朱印帳とお守り
社務所の中にはたくさんのお守り、御朱印帳がありました。こちらで御朱印も授与いただけます。
私が授与いただいたのは夏限定バージョンの御朱印帳と姫守り、無病息災の六瓢箪(ひょうたん)守りなど。赤城神社の御朱印帳は、定番の赤と赤城姫織り込み柄のものには季節限定バージョンがあります。
こちらは定番の赤い御朱印帳。
群馬県前橋市の赤城神社。十二単の御朱印帳は今年の春ころから頒布開始しました。今現在在庫はなく、9/26か27に再入荷するそうです。赤城大明神御守護の印は、十二単の御朱印帳にだけありました。 pic.twitter.com/qbZQcWdcYy
— 信州さーもん@Skima信州編集長 (@goshumemo) 2017年9月19日
こちらは春限定のピンク(現在は終了)
夜勤明け、足の治療に接骨院へ行ってきました🚗先生に何度も赤城神社のピンクの限定御朱印帳は雪あるし凍結するしって春まで待つわと話しをしていたら、赤城の先に用事のあった先生が、いただいて来てくれましたー🤣参拝は、春に伺いたいと思います⛩可愛い😍でも赤も欲しくなりました😅#赤城神社 pic.twitter.com/WTeyJoLGfx
— kana (@kana25639817) 2018年2月20日
御朱印はこちらです。力強い字ですね。
赤城神社のお守りや御朱印帳の種類は公式HPにも載っていましたが、社務所にはもっとたくさんの種類がありました。(撮影禁止だったので画像はありませんが)
きらびやかで雅なデザインのものが多く目移りしちゃいましたよ(笑)赤城姫と淵名姫伝説があるので、姫様のデザインのお守りも多かったです。
赤城神社の情報まとめ
[list class=”li-accentbdr strong”]- 大洞赤城神社(だいどうあかぎじんじゃ)
- 〒371-0101 群馬県前橋市富士見町赤城山 4-2
- 電話 027-287-8202 FAX 027-287-8177
- 関越自動車道 赤城ICより約60分、沼田ICより約40分など
- 公共交通機関 前橋駅より平日は路線バス、土日祝日は直通バスで約1時間⇒バス案内
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